中出良一(夫)は作曲家

        
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 ふるさとを描く油絵展 中出良一(夫)は作曲家
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        中出良一作曲集CD「さくら貝」
        
 
 亡き夫に捧げる洋画家中出那智子のCDジャケット
 
中出良一は作曲家としての自分の進むべき道を求めてブラジルに行きましたが、ある時ブラジル人に「君はどれだけいてもブラジル人にはなれないよ」と言われ、思い当たる所があって14年間のブラジル生活に別れを告げ、日本への帰国を決心しました。「中出良一帰国記念作品発表会」が金沢観光会館で開催され代表作「さくら貝」と室生犀星の「ふるさと」が一番感動を呼び、客席のあちこちでハンカチで涙を拭く姿が見られました。つまるところ、それは、中出良一の作品が純粋に日本人の澄んだ心を持ち、その心の中を見つめる詩人の魂が宿るからです。
ブラジル移民90周年の折に、サンパウロ演奏会でも、移民の皆さまは日本への郷愁に胸のはりさける想いで「さくら貝」を聞いたと伝えられています。
    2004.5.24 中出那智子


         中出良一作品楽譜頒布中です

        

             中出良一
       さくら貝が打ち寄せる浜辺にて
         

              
 
              
     
                 さくら貝
  
  赤いちっちゃな さくら貝 遠くはるばる きたのでしょう   

  波に揺られて 風に揺られて ついた浜辺は 砂ばかり  

  赤いちっちゃな さくら貝 だれをたずねて きたのでしょう   

  母さんこいし 父さんこいし 呼んでみたけど 風ばかり   

  赤いちっちゃな さくら貝 ひとりさびしく きたのでしょう   

  月影追って 星影追って ついた浜辺は 砂ばかり

中出良一作曲集CD「さくら貝」


   曲名                作詞           独唱 (ピアノ伴奏 是安亨)

 1 さくら貝              中出良一            バリトン 中村義春
 2 あきは              望月絹子                〃
 3 流離の歌            原詩 ゴンザレス・ジアス
                     訳詩 吉野菊生        テノール 湯村潤一
 4 ユーカリ             浜照夫             バリトン 中村義春
 5 忘れな草            深尾須磨子          ソプラノ 中村美佐子
 6 ふるさとは            室生犀星            バリトン 中村義春
 7 しぐれに寄する抒情      佐藤春夫            テノール 湯村潤一
 8 水辺月夜の歌         佐藤春夫                 〃
 9 落葉松              北原白秋            バリトン 中村義春      
10 落葉               原詩 P・ヴェルレーヌ   
                      訳詩 上田畝         テノール 湯村潤一
11 幌馬車              西條八十            バリトン 中村義春
12 母に寄せる三つの歌
    (a)サルビアの花の紅は サトウハチロー         ソプラノ 中村美佐子
    (b)夏             佐藤義美                 〃
    (c)亡き母よ         サトウハチロー              〃
13 ひなぎく咲けば        中出良一             テノール 湯村潤一
14 海の向う            北原白秋             ソプラノ 中村美佐子
15 山のあなたを         北原白秋             バリトン 中村義春
16 ランプを窓に          北原白秋             ソプラノ 中村美佐子
17 友よ               岩谷時子                  〃
18 犬吠岬旅情のうた      佐藤春夫             テノール 湯村潤一
19 潭州橋畔愁夜曲        佐藤春夫                  〃
20 哀歌               横田恭平             バリトン 中村義春
21 浅き春に寄せて        立原道造             テノール 湯村潤一
22 おもい              宮本正清                  〃
23 哀唱               西條八十                  〃
24 都に雨の降るごとく      原詩 P・ヴェルレーヌ
                     訳詩 鈴木信太郎        テノール 湯村潤一
25 中原中也による三つの歌  中出良一                   
     (a)汚れっちまった悲しみに・・・                バリトン 中村義春
     (b)月夜の浜辺                              〃
     (c)北の海                                 〃


2004年7月藤井工房入荷 2000円にて頒布中です  
                          郵送の場合は送料200円のご負担をお願い致します)
                                        
    平成17年4月「北国新聞」掲載記事
         

 

      中日新聞平成16年5月9日号 「加賀 ざっくばらん 担う人たち」

   

 幼いころ、伊豆大島にスケッチに来た小松市出身の洋画家宮本三郎氏(故人)の腕に抱き上げられた。二十三歳の時、宮本氏と再会。小学校四年の時に描いた絵を見せた。宮本氏は瞬時に才能の輝きを見いだしたのだろうか、「油絵を学び二紀会に出しなさい」と勧めた。
 同じころ、東京芸術大学を卒業したばかりの声楽家中出良一氏(加賀市出身、故人)も島にやって来た。絵の具がないと言ったら、わびしい財布の中をはたいて絵の具を買ってきてくれた。
 1956(昭和31)年、二紀展に初出品初入選。祝賀会が東京・上野の精養軒で開かれた。「大島のあんこさんの姿で行ったら、宮本先生から、゛那智子ちゃん、こっちこっち≠ニ、隣の席を勧められた。華やかなデビューだった」
 この年冬、中出良一氏と結婚。金沢、東京、横浜での生活を経て、ブラジルに渡った。そこの自然が画風を一変させた。
 「温度、光り、周りのすべてのものが私をハイの状態にしてくれた。火焔(かえん)樹の真っ赤な情熱的な花から大きなエネルギーをもらった」
 旺盛な創作意欲に支えられ、年間40枚を描いた。数々の賞を受賞、「水汲(く)み女」はサンパウロ美術館に収蔵された。夫良一氏もテレビの音楽番組などで活躍した。
 ブラジル生活12年。「日本歌曲が作りたくなった」という夫とともにイタリアで1年を過した後、帰国。県内外で個展を開く。帰国後も画風は変わらない。厚塗りのキャンバス、情熱的でありながら透明感を伴う独特の赤、描かれた人や動物の優しいまなざし・・・。まばゆい光があふれる。
 88年に亡くなった良一氏が生前歌っていたテラスのある自宅で、今も筆を運ぶ。7月7日から大和小松店で個展を開く。「モネやルノワールも出品したフランスのル・サロン展に入賞するのが夢」。意欲は衰えることを知らない。
                             

 中出良一歌曲集 1200円
・中出良一歌曲集U 2100円
・フルートとピアノのための抒情小曲集
   「サンパウロの想い出」2940円
・フルートに寄せて1600円  
(郵送料・振込手数料のご負担をお願い致します)
  中出良一作品楽譜頒布中です 歌曲集Uは在庫がなくなりました
       
        @ 中出良一歌曲集 目次


  さくら貝             中出良一・詩  
  ひなぎく咲けば        中出良一・詩      
  ランプを窓に          北原白秋・詩     
  あきは             望月絹子・詩  
  海の向う            北原白秋・詩
  山のあなたを         北原白秋・詩
  ユーカリ            浜照夫・詩
  忘れな草            深尾須磨子・詩    
  落葉松              北原白秋・詩
  おもい              宮本正清・詩
  ふるさとは            室生犀星・詩  
  犬吠岬旅情のうた      佐藤春夫・詩
  水辺月夜の歌         佐藤春夫・詩 
  潭州橋畔愁夜曲        佐藤春夫・詩    
  しぐれに寄する抒情      佐藤春夫・詩 
  都に雨の降るごとく      
    P・ヴェルレーヌ・詩  訳詩 鈴木信太郎 
  落葉               
    P・ヴェルレーヌ・詩  訳詩 上田敏 
  流離の歌            
    ゴンザレス・ジアス・詩 訳詩 吉野菊生
  浅き春に寄せて        立原道造・詩
  幌馬車              西條八十・詩
  中原中也による三つの歌              
     (a)汚れっちまった悲しみに・・・          
     (b)月夜の浜辺              
     (c)北の海                    
  母 (a)サルビアの花の紅は 
                 サトウハチロー・詩
    (b)夏         佐藤義美・詩               (c)亡き母よ         サトウハチロー・詩 
    
   A中出良一歌曲集U 目次 作曲中出良一

 岸田衿子による三つの歌
    忘れた秋
    あかるい日の歌
    挽歌
 七つの愛の歌
    さびしき野辺  立原道造
    片恋  北原白秋
    露    めいでもまい
    哀唱   西条八十
    はつ恋  川路柳紅
    なげき  堀口大学
    秘唱   中出良一
 三つの花の詩
    きょうちくとう  宇都宮里志
    浜昼顔はつぶやく  サトウハチロー
    アカシヤ
 六つの抒情詩
    合歓の花歌  野田宇太郎
    秋の女よ    佐藤春夫
    哀歌       横田恭平
    渚の薔薇    佐藤春夫
    また昼に     立原道造
    風クリスティーナ・ロセッティ 西条八十訳詞
 愛のソネット
    絵本を閉じるように  めいでまい
    晩春の岬にて     めいでまい
    にれの木        めいでまい
    どうやって忘れよう  めいでまい
 古歌三章
    狭野娘子による三首 わが宿の
    和泉式部による四首つれづれと
    百首の歌の中に忍ぶる恋を

  B フルートとピアノのために抒情小曲集
        サンパウロの想い出 中出良一作曲


 ロマンス(倉敷有情) 君の窓辺に 潮騒に 忘れなの花 夜想曲 無言歌 トレドへの道 ソレントの夕べに 
 サントロペの朝 オルフェウスの嘆き ウイン風なワルツ
 シチリアの想い出 秋の想い 十三夜 あかね雲 
 夜のしじまに  春はもうすぐ 再会 
 サンパウロの想い出(フルート三重奏)
 無伴奏フルート曲集ほか


       Cフルートに寄せて中出良一作曲


 
 Part1
 雨が降る 春が来て 月に寄せて 夏の終りは 秋の歌 雪のファンタジー  三月  春の嵐

 Part2 
 ミモザ咲く頃 オフィーリア哀歌 聖セシリア讃歌
 かもめよ サンパウロの想い出 シチリアーナ 舟唄 
 アヴェ マリア

 Part3
 木立の中で 牧歌追憶 セレナーデ 十六夜に 
 ノスタルジー あこがれ 海辺で

                               藤井工房
               所在地 東京都大島町元町2−1−5     
               電話・FAX 04992−2−1628         
               入館無料 休館日は毎週水・木曜日

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